2014.12.11(木) その時俺に出来る事は? [独り言]

2014.12.11(木) その時俺に出来る事は?

俺が帰りのバスを降りる時、
乗客の見ず知らずのおばあさんが「連れのおじいさんが眠ったように起きない」と困りだした。
俺が降りると残る乗客はこの老夫婦だけ。
一瞬「めんどくせーなー」って思ったのは事実だが、
後々後悔するよりはって思って、
あえて面倒くさい行動を選択して降りずに駆け寄る。
おじいさんは一見すると居眠りしてるようだが、
脈も呼吸もほとんど無いみたいで、
大汗かいてるのに体温が手も頭も冷たい。
終始おばあさんは恐縮するばかりか、
事の重大性が解ってないような言動だったが、
まあそれは仕方なかろう。
俺もおばあさんもどうする事も出来ず、
バスの女性ドライバーに119番通報を頼む。
救急車はすぐ来てくれて、
心電図やら酸素マスクやら慌ただしく、
素人目にしてみてもかなり危険な状態。
酸素マスクのヒモが切れちゃって俺がマスクを押さえるとが、
救急隊員に続いての声かけだとか、
俺に出来る事は?と自問自答の数分間。
救急隊員の判断で、
市内の総合病院ではなくて、
脳外科のある長野市の総合病院に移送する事に。
脳外科のある病院って俺の親父の時と同じパターンだなって思ったが、
当然口には出さない。
乗客がいなくなってもバスはその場を離れなければならず、
俺だけが救急車を見送って、
それから家路に向かう。
近所の8時閉店の靴屋で買い物したかったのだが、
ギリギリ間に合わず買い物は断念。
その後おじいさんがどうなったかなんて俺には分からないが、
俺が少しでも役に立ってたらいいのだけど……。
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