2023.2.24(金）昔の上司が亡くなる

2023.2.24(金）昔の上司が亡くなる

俺、後60日弱で55歳になる。
55歳、お袋が亡くなった年齢。
今俺が勤めてる会社、19年目になる。
俺は地元採用なので転勤は無いが、
転勤族の上司や同僚は何人も入れ替わる19年。
19年の間には既に定年退職してる転勤族の上司もいる。
今朝、そんな一人の元上司が亡くなったとの社内メールが届く。
まだ70になったくらい。
長野では四年間直属の上司だった、バイク乗り。
雪の無い時期は、
単身赴任のアパートから長野事業所までの数百メートルをバイク通勤してた。
一緒にツーリングした事はないし、
俺がバイク乗ってるのを見られたのは通勤時くらい。
長野から転勤していって10年、
特に連絡もとってなかった。
なのに、いろいろ考えてしまう。
俺自身が高齢になってるから、
昔縁があった人が高齢で亡くなる、という事。
故人が長野に居た四年間で一度、
こういう事があった。
冬の入り口の寒い頃の日曜日の夜、
長野では上映館が無い中島みゆきのライブビューイングを観に長岡の映画館までバイクで行った、
その帰り道。
その上司は金曜日の夜に新潟の自宅に高速バスで帰って、
日曜日の夜に高速バスで長野に戻るのだが、
長野に戻る高速バスを俺がバイクでとんでもないスピードで抜いた。
先のサービスエリアでの俺はレストランで休憩。
高速バスは休憩でサービスエリアに立ち寄り、
上司は俺のバイクを見つけた。
近くに居なかった俺と会う事はなかったけど、
翌日会社で
「すげースピード出して抜いてったなあ」
って笑って言われた。
夏の北海道ツーリングより、
鈴鹿八耐が好きで、バイクで鈴鹿に奥さんと行ってたそうだ。
昨日、バイクで高速道路をとんでもないスピードで走ってた俺。
縁ある上の世代が亡くなる年齢にある。
亡くなるなんて、高齢なんて、どこか他人事だけど、
俺も、もう若くない。
55という数字や年齢が云々じゃあなくて、
亡くなる世代が、すぐ近くに現れてきてる。
経済的にも精神的にも肉体的にも、
今までと同じ事を、
いつまで出来る？。
いろいろ考える１日。
「『命あるかな』じゃよ」。